心理カウンセリングについて

心理カウンセリングについて

心理カウンセリングとは

依頼者の悩みや問題をカウンセラーが一緒に解決していくプロセスがカウンセリングです。

人はだれでもそれぞれの悩みやストレスを持っていますが、皆が「つらい」と感じているかというと、必ずしもそうではありません。その人がその時に置かれている環境、健康状態など様々な要因でつらいと感じたり感じなかったりするのです。

つらいと感じているときは、同じことを何度も繰り返し考えてしまったり、他のことに集中できなくなってしまったりと、ネガティブ スパイラルに陥ってしまいます。

悩みの原因を見つめなおし、ネガティブ スパイラルから抜け出して、ストレスを解消するために心理カウンセリングはとても有効な方法なのです。

心理カウンセリングのメリット

心理カウンセリングにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

1. 近しい人には話しにくい気持ちや感情をストレートに吐き出すことができる

仕事のストレスや育児の問題、恋愛の悩みなどを素直な気持ちで相談することができる親族や友人がいればよいのですが、「状況的に話せない」、「話しても解決に繋がらない」というケースがほとんどではないでしょうか。

自分の率直な気持ちをしっかりと聞いてもらえる存在がいるということは「安心」と「自信」に繋がります。

2. 思考パターンの癖や自分では気づかなかった自分の長所を知ることができる。

カウンセラーは相談者の話に真剣に耳を傾け、あなたの考え方や感じ方を理解しつつ、専門的で客観的な立場から相談者が考えを整理するのを手助けしてくれます。相談者の悩みの原因がどこにあって、その悩みを解消するにはどうしたらよいのか?について、相談者の立場に立ってガイダンスをしてくれます。

何回かのセッションを経る中で、相談者は自分では気づかなかった考え方のくせや、自分自身の長所を発見することができます。

カウンセラーの役割

たった1回の短時間の面談で相談者の悩みが解消されるわけではありません。これまで長い間抱えてきた相談者の悩みは幾重もの複雑な層になって相談者の心に蓄積しているため、ひとつひとつの層を解消していかなければならないからです。

人間の思考は単純なものではありませんから、時間をかけてさまざまな角度から分析をしていくことが重要です。

カウンセラーは問題に対する具体的な解決策を相談者に指示することはありません。カウンセラーは心の専門家ではありますが、相談者の環境、境遇、状況をすべて完全に理解しているわけではありません。問題や悩みを完全に解消するためには、相談者自身が自分にとって最良の解消策を見つけだすことが最も有効で、カウンセラーはその解決策を見つけだす手助けをする役割を果たします。

ひとりでは発想することすらできなかった視点から悩みや問題を見つめなおすことで、相談者にとって最善の解決策がみつかるのです。

カウンセリングを日常生活に取り入れる

「カウンセリング」と聞くと「何か特別なこと」で「よほど重大な問題や病気を抱えている人が受けるもの」というイメージをお持ちになる方もいらっしゃいます。これは、欧米の映画などによる影響かもしれません。もちろん、カウンセリングは重大な問題や健康上の大きな不安を解消する際にも効果のある方法ですが、そこまで深刻に考える必要はないということをお伝えします。

実際、欧米では学生のころからかかりつけのカウンセラーに相談することが一般的になっています。ストレスや特別な悩みを抱えていない状況でも継続的にカウンセリングを受けることで、ストレスや悩みが重症化することを回避できるというメリットがあるからです。

あなた専属のカウンセラーはあなたの良き理解者になります。カウンセラーは指導者ではなく相談者と共に進む伴走者です。あなたが笑顔を取り戻すことができるよう、あなたに寄り添う存在なのです。

カウンセリングを特別なことととらえるのではなく、普段の生活に上手に取り入れると快適で生産性の高い日々を送れるようになります。

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